ガソリン、いつ回復 計算上は能力十分、買いだめで悪影響
このまま足りない状態が続くのか。
石油関係者は「(供給危機となった)オイルショックでは断じてない」(石油連盟)と口をそろえる。というのも、石油業界はもともと国内の原油処理能力の過剰が問題になっていた。ざっと一日あたり100万バレルが余剰とされていただけに、被災していない製油所の能力で国内需要をほぼまかなえる計算になる。需要の多い首都圏でも東燃ゼネラル石油川崎工場(川崎市)、JX根岸製油所(横浜市)、極東石油工業(千葉県市原市)が数日程度で復旧し始める見通しだ。
東北地方でも出光興産が17日から、宮城県塩釜市の油槽所(ガソリンなどの貯蔵タンク)で在庫の出荷を再開させる。「これまで秋田や新潟方面から仙台まで往復11時間ほどかけて運んでいたが、塩釜からなら往復約4時間で運べるようになる」という。石油各社による塩釜の共同利用や、鉄道を使った輸送も検討されており、供給を増やすための作業が本格化している。
――国の対策は?
まず石油会社のガソリン供給を促すため、各社に義務づけていた備蓄量を70日分から67日分に減らした。備蓄は非常時に備えて基地に蓄えておいたものだ。
また、枝野幸男官房長官は16日の記者会見で、海外からの燃料の調達を進めていると表明。国民に向かっては「買いだめはしないで」と呼びかけた。いまの状況は、消費者のパニック的な買いだめが一因だから、私たちも冷静になることが必要だろう。
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早いもので震災から一週間が経ちました。
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GARAGE kooool
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